日本100名山 水晶岳
北アルプスの最奥に位置するこの山は、麓の登山口より直接登るルートはなく、最低でも2泊3日以上の日程がかかる。周囲から眺めると黒々としてゴツゴツした針峰状の岩峰を突き上げて、二つのピークを持つ双耳峰である。別名黒岳ともいい、白く明るい岩が多いこの山域の中で、この山だけ黒みがかった岩で構成されている。

2008年9月12日(金)〜16日(火) 黒岳(水晶岳)に登りました。
  北アルプスの最深部だけあって、周囲は全て山。
  たどりつくまでに、高天原(たかまがはら)。下山も湯俣(ゆまた)。
  俗塵を離れた世界に、浸ってきました。
水晶岳:朝陽に輝く、水晶岳。 (水晶小屋付近から) 6:05

 この黒岳(水晶岳)で、
日本100名山を、一応、完登しました。
 一応というのは、これで終わりではないという意味ですが。
 これまで、お世話になった多くの方々に、お礼を申し上げます。

水晶岳を遠望・・乾杯! (太郎平にて、横関美恵子さん写)

今回は、太郎平からはじまり、高天原、水晶池、岩苔乗越、東沢乗越と、ぐるりと黒岳(水晶岳)を見て回りました。 きれいな水晶岳という名と、黒岳という平凡な名前に疑問を感じていましたが、周囲の赤い土の山(赤岳・赤牛岳)、白い山(野口五郎岳・薬師岳)との中で、明らかに黒い山でした! でも、すっくと双耳峰で 存在感のある、この山は、私にとっては、輝く水晶岳でした!
真砂岳分岐付近から、水晶岳を遠望 8:33
あざみの咲く草原から、水晶岳の岩尾根を見上げる 9:34
水晶池分岐から、水晶岳・山頂を見上げる。 
逆光 8:32
水晶岳・山頂を見上げる!
(岩苔乗越が正面に見える草原から) 9:37
水晶岳を見上げる (高天原山荘手前) 12:52
夕方の水晶岳・秋景色 
(水晶小屋付近から) 17:36
朝陽に照らされた、水晶岳。 
(水晶小屋付近から) 6:02
岩苔乗越への途中、振りかえると薬師岳。水晶岳の切り立った尾根 10:19
水晶小屋から、水晶岳と、そこから続く赤牛岳への稜線を遠望。 14:32


 折立から太郎平への登り道。 永遠に続くのではないか・・と 思われる道は、なぜか、いつも快晴の思い出ばかり。 太郎平で、遠望する水晶岳は、いつもと違って大きく見えます。 薬師沢小屋への下りも、水晶岳に向っている意識が・・。
樹林帯を登っていく 8:46 三角点(1871m)に、到着 9:32
遠方に剣岳! (三角点・1871mにて) 9:33 いつもながらの、長〜い石畳のような、
登山道を登っていく 10:27
歩いてきた道をふりかえる。 
有峰湖が見える。 10:30
でっかい薬師岳を遠望。 すぐそばまで裾野。 
(太郎平への登り道) 10:51
太郎平への、最後の階段 12:01 太郎平にて、雲の平・水晶岳方面を、遠望 12:23
太郎平小屋から薬師沢小屋へ向う 
(正面遠方に、黒部五郎岳) 13:18
沢で、一休み (左俣出合) 13:48
シラビソ林の向こうに、雲がかかってきた水晶岳 
14:19
はしごの先に、薬師沢小屋が現れた〜 15:21


 本日は、あいにく小雨。 雲ノ平へ直登せず、沢に沿って大東新道を。 A沢を過ぎると、すべりやすい岩越え、ハシゴ。B沢からは、山への急坂登り。登ったり下ったりC沢・D沢・E沢・・・。高天原に着く頃に、あわせたように、なんと青空に!
あいにく、本日は雨 (薬師沢小屋前にて) 6:59 小屋前の吊橋を渡る。 怖〜かった 7:09
大東新道は、沢に沿って進む 7:13 白くきれいな石。 
このあたりになると、石は削られている 8:09
A沢出合いは、あっち 8:24 すべり易い岩を、注意深く進む 8:30
急なはしごを降りる 8:43 さてと、B沢に沿って、登ります。 
右に、滝 9:15
尾根の急坂を登っていく 9:45 またもや登って、下って、今度は、E沢 10:22
高天原峠(2270m)に、到着。 ここで、昼食 11:39 高天原峠から、高天原に向けて進む。 
湿原の木道 12:25
みるみる内に、雲が上がっていく。 
水晶岳が現れた!(高天原にて) 12:51



高天原山荘に到〜着 12:56
   
  高天原(たかまがはら)は、名前のように、奥深い別天地。静寂。 高天原山荘は、“ランプの山小屋”で、古いたたずまい。 歩いて約15分、温泉沢の沢沿いに、露天風呂!
  青空を見上げて・・・最高 で・し・た!
高天原山荘手前の、広大な湿原 12:52

高天原の露天風呂へ向って。 ルンルン 13:36 露天風呂・からまつの湯へ向う道。
見上げれば、赤牛岳を遠望 13:36
あの橋を渡ると・・・
高天原露天風呂・からまつの湯 13:51
乾〜杯 
(高天原露天風呂・からまつの湯にて) 13:58
これが高天原露天風呂・からまつの湯だぁ!
(脱衣場から撮る) 14:50
高天原山荘 15:20
真っ赤な、ナナカマドを発見
(高天原山荘から) 16:11
ここ、高天原山荘は、“ランプ宿”で、有名 17:52


 いよいよ黒岳(水晶岳)へ。 青空の下、岩苔乗越経由で水晶小屋へ。 水晶岳を見上げる期待していた水晶池は、水なくカラカラ。見上げた 山頂は、逆光・・・。岩苔乗越への急坂では、足元に高山植物、振り向けば薬師岳の全景と、せりあがる水晶岳の雄姿。見飽きません。
高天原から、岩苔乗越経由で、水晶岳に向う 
7:13
樹林の中を、進む 7:58
水がない水晶池から、水晶岳・山頂を見上げる。
 逆光 8:19
屈んで通り抜ける (木に“頭上注意”の札) 9:15
木々の間から、水晶岳・山頂を見上げる! 9:16 岩苔乗越が正面に見える草原に到着 9:29
水晶岳・山頂を見上げる!
(岩苔乗越が正面に見える草原から) 9:36
草原の池塘に、秋が写る 9:42
《高山の花 ●ミヤマアキノキリンソウ》 
(岩苔乗越への途中) 10:04
岩苔小谷の沢を、渡渉 10:05
《高山の花● ミヤマリンドウ》 7・8月の花なのに 
(岩苔乗越への途中) 10:12
岩苔乗越へもあと少し。 急登が、き・つ・い 10:16
せりあがって、鋭くそびえる、水晶岳・山頂 
(岩苔乗越への途中) 10:34
岩苔乗越にて。 
前方・高天原方面の向こうには、薬師岳 10:48


 岩苔乗越から、ワリモ岳・北分岐まで登る。 あとは、鷲羽岳から裏銀座へ通じる縦走路。 真っ赤に燃えるウラシマツツジを横目に清々しい道を歩きます。 赤岳に入ると、文字通り“赤土”。
せりあがっての鋭峰・水晶岳・山頂を、
岩苔乗越から遠望 10:54
ワリモ北分岐 (右へ行けば、鷲羽岳) 11:08
ワリモ岳を巻く、岩道。 11:09 清々しい高原歩き (ワリモ岳下) 11:10
《高山の花 ●ウラシマツツジ》 秋の風物詩 
(ワリモ岳下) 11:10
秋めいてきた登山道を、赤岳に向け、ゆっくりと歩む 
(ワリモ岳付近) 11:13
ワリモ岳から、赤岳の領域に入ったもよう・・・ 11:17 高度を上げるにつれ、だんだんはっきり、
白い山容の“野口五郎岳” (赤岳への途中) 11:30
左手(西方)には、“雲の平”と“北ノ俣岳”。 
雲の平小屋が見える! 11:43
おぉ〜、水晶小屋に到着だぁ。 
白い山容の野口五郎岳が・・・ 11:46


水晶小屋で休憩のあと、黒岳(水晶岳)へ。 ナップザックに変えたので、身軽です。 左には、雲ノ平。右には、立山・白馬へ続く尾根。正面には、薬師岳。振り返れば、槍ヶ岳。 まさに、北アの、ど真ん中を実感しました。
水晶小屋から・・左・水晶岳から赤牛岳への稜線。右・烏帽子岳に続く裏銀座コース 11:48
水晶小屋から、裏銀座方面を遠望。 
目の前に、崩落した赤い斜面 11:46
水晶小屋 (強風で数々の苦難。07年に改築された) 
11:59
水晶小屋から、水晶岳・山頂を望む 12:01 水晶小屋から、水晶岳を目指す。 
奥には、薬師岳 12:33
水晶岳に向け、尾根道を進む。 
だんだん、山頂が、近くなる 12:37
ごろごろとした岩石を見ながら、進む 
(水晶岳への登り途中) 12:41
ハシゴを登るのだぁ (水晶岳への登り途中) 
12:43
岩場を越えていく。 山頂は、もうすぐ 
(水晶岳への登り途中) 12:46
歩いてきた道を振り返る 
(水晶岳への登り途中) 12:48
眼下を見下ろす。 朝、あざみ草原から見上げた
場所なのだ (水晶岳への登り途中) 12:49
あれが山頂だ・・と言いながら、ガレ場を登る 
(水晶岳への登り途中) 12:57
水晶小屋を振りかえると、手前には、立派なカールが 
(水晶岳への登り途中) 12:58


 山頂です。積み重なった岩ばかりの山頂に立って、晴天の下で眺めることができる景色に酔いました。 南峰・北峰 どちらからも、お〜い!
水晶岳・山頂(北峰)から、高天原を見下ろす。 (水晶池が、高天原山荘が・・) 13:27
記念撮影 《水晶岳・山頂(南峰)》 13:06 水晶岳・山頂(南峰)から、北峰を望む 
(背後は、薬師岳) 13:10
水晶岳・山頂(南峰)から、真砂岳の向こうに、
表銀座・燕岳方面を遠望 13:12
水晶岳・山頂(南峰)から、来た道を眺める
(槍ヶ岳・鷲羽岳・・) 13:13
水晶岳・山頂(北峰)から、南峰にいる皆を写す 
13:24
南峰から北峰の二人を撮る。
うしろは、薬師岳 (前田寿秋さん写) 13:25
水晶岳・山頂(北峰)にて。 
北方の、赤牛岳に続く尾根 13:25
水晶岳・山頂(北峰)から遠望す。 
雲ノ平と、黒部五郎岳 13:27


 山頂から水晶小屋に戻り・・・の〜んびりと、贅沢な時。 夕陽に照らされた黒岳(水晶岳)や鷲羽岳の景色を楽しみましたヨ。 ちなみに、本日は“中秋の名月”・・・。 
水晶小屋前の広場で・・・の〜んびりと、
時を満喫する 14:13
夕方の水晶岳・秋景色 
(水晶小屋付近から) 17:36
《高山の花●トウヤクリンドウ》 
夕陽に照らされて・・ (水晶小屋付近) 17:38
秋景色。 夕陽に照らされて・・・チングルマ 
(水晶小屋付近) 17:39
中秋の名月。 南真砂岳の真上に。
(水晶小屋より) 17:41
夕陽に照らされる、秋の槍ヶ岳・鷲羽岳を遠望 
(水晶小屋付近から) 17:54
夕方の雲海に浮かぶ、右・裏銀座コースの稜線、左・水晶から赤牛への稜線 (水晶小屋から) 17:43


 下山。真砂岳分岐から、高瀬ダムに下りる竹村新道コースです。 尾根を延々と下るように見えましたが、結構上下が。 大きい岩場や、ヤセ尾根。道から見上げる水晶岳・鷲羽岳は、昨日とは、また違った顔で・・一段と立派でした! 
朝陽に輝く、鷲羽岳・ワリモ岳。 
北アの山々! (水晶小屋付近から) 6:02
朝陽に輝く、水晶岳。 
(水晶小屋付近から) 6:05
正面に、黒部湖が・・・。遠方に白馬岳 
(水晶小屋から) 6:47
東沢乗越に向って、急坂を下山する。
前方に、槍ヶ岳 6:50
岩場から、双耳峰の水晶岳を、見上げる
(東沢乗越手前) 7:09
大岩は、1・2の3で、飛び越える 8:03
切れ落ちたヤセ尾根を、真砂岳分岐にむかう 8:21 くっきりとした双耳峰を見せる水晶岳を、遠望。 
立派なカール (真砂岳分岐付近) 8:34
真砂岳分岐付近から、水晶岳を遠望 8:33
真っ赤に紅葉した、オンタデが見事 
(真砂岳分岐過ぎ) 8:41
ヤセ尾根を、南真砂岳に向って歩く。
 正面は、槍ヶ岳 9:00
オンタデの紅葉で、パレットに絵を描いたよう
 9:11
赤岳からの歩いてきた道を振り返る 
(南真砂岳にて) 9:41
南真砂岳から、湯俣岳に向う。 
正面遠方に、燕岳などの表銀座 10:22
下山の竹村新道・・カラマツ林。
道は、フカフカで、非常に歩きやすい 12:01
“槍ヶ岳・展望台(1640m)”から、槍ヶ岳と、
北鎌尾根を遠望 13:17
湯俣温泉・晴嵐荘に到〜着 13:43


  晴嵐荘から、高瀬ダムへは、川沿いの道。日本海気候と太平洋気候の中間地帯。種類の多い樹木を楽しみながらダムへ。快調に歩いたので、予定よりも早くダム到着。予約タクシーを待ちながら、時を楽しみました。
晴嵐荘から、出発して、吊橋を渡る。 7:09 高瀬川に沿って進む。 さわやか 7:48
高瀬ダム湖の風景(左に、裏銀座の山々) 8:53
ゆったりした、高瀬ダム沿いの歩き。
 この上下のブルー! 8:42
高瀬ダム。 記念碑(約100tの花崗岩) 9:23
予定よりも早く着きすぎたので、
タクシーを待つ 9:40
ここから、松本駅へ・・
JR信濃大町駅・ホームにて 13:09